忘れないで ページ13
時間に追われるように抱き合った後、「もう一回」って粘るチャンミンをなんとか押し退けて服を着た。
そんな私を横目で見ながら「あーあ…」って裸のままでいつまでもウダウダしてるチャンミン。
「ほら、チャンミンも服着て」
「えー」
「えーじゃないし。時間ないんでしょ？」
外はもうすっかり日が落ちて。
ナイトランプしか点けてない寝室は薄暗い。
「じゃあ、Aさんが着せてください」
「えー」
「えーって言うな！」
駄々っ子みたいな君はやっぱり体が大きい分余計に可愛く見えて。
「もう…しょうがないなぁ」
そんな言い方をしたけど、本当は顔がニヤケるのを抑えるのに必死だった。
「Aさぁん…帰りたくないです…」
「うんうん、そうだね。はい、右手」
相変わらずウダウダ言ってるけど、私の指示には「はぁい…」ってちゃんと応えてくれる。
「みーぎ、ひだーり、はい、チャンミン、パンツ上げるから立って」
「ふふっ、もう勃ってます…」
下ネタかい。
ニヤニヤしながら指差してるソレは確かに反応してるようですけども。
「そういうのいらないから」
半分首をもたげてるソレを軽く叩いて「さっさと立って」と促すと。
「はぁい…」ってシュンとした顔で渋々と立ち上がった。
「よいしょ、っと。はい、パンツも履けた。後は…ジーンズは？どうする？」
「ん…自分で履く…」
「そ？偉いね」
ジーンズを履くのに腰を屈めたチャンミンの頭をよしよしと撫でると、ジトッとした目がこっちを見て。
「ご褒美ください」
素早くチャックを上げてベルトを締めて、私の腰を引き寄せた。
「んっ」
突き出された君の唇。
いつもなら甘える君が可愛くてすぐにでもキスしたくなるんだけど…
「Aさん？」
チャンミンの手がそっと頬を撫でて。
「泣いてるの？」って…涙を拭うように目尻にキスをする。
「チャンミン…帰っちゃヤダ…」
チャンミンの胸に顔を埋めると、優しく抱きしめてくれて…大きな手が頭を撫でてくれる。
「Aさん…泣かないで？またすぐ会いに来るから…」
さっきまでグズってたのは君の方なのに。
私が弱音を吐くとすぐに優しい言葉をくれるんだね。
そういうところに君の中の男を感じる。
「ホントに…すぐに会いに来てね？」
「うん」
「電話もすぐして？」
「うん」
「チャンミン…」
「ん？」
頭を撫でる手が優しくて…悲しくて。
「私の感触…忘れないでね」
「うん…Aさんも…僕の形…忘れないで」
．
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檀(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) 覚えたてですぐスイッチ入っちゃうチャンミンなんですけど(´∀｀;) ベビードールも当然スイッチ入りますけど(笑)少し回数減らした方がいいのかな…というのが今一番の悩みどころです(^_^;) (2017年12月4日 10時) (
レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あらあら。後でベビードール見て地団駄。「はぁ。なんで早く言いませんか？」って。準備できなかったのはチャンミンのせいなのに(笑)。で、またスイッチ入っちゃう感じ？ (2017年12月4日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
檀(プロフ) - ちゃみゅさん» ちゃみゅさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) リアルにそんなチャンミン見られるなら少しぐらい寿命が縮んでも構いません(笑) この先もまたよろしくお付き合いくださいね。 (2017年11月13日 17時) (レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみゅ(プロフ) - マジで、リアルチャンミンのそんな姿を見てみたいですよ〜（≧∇≦） (2017年11月13日 15時) (レス) id: 58d29829e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檀 | 作成日時：2017年11月13日 12時
