おでかけ ページ1
「A。ちょっといいかい?」
「はい。なんですか?」
「此処にいるのにも少し飽きてしまってね。外に出たいんだが、なにか良い案はあるかい?」
「そうですね。う〜ん。
分かりました。数日後でも、いいですか?」
「あぁ。ありがとう。A」
数日後
「それでは、此方を被っていただけますか?」
「?これはなんだい??」
「御二人にそのまま外出されると今までの努力が無駄になってしまうので、こちらのマスクを被っていただきます」
「「ますく?」」
「・・・・・まぁ、名前はいいです。
お一人で被るのは大変なのでお手伝いいたします」
「逡。お出掛けするよー」
「おおー。
って、その二人は誰だよ」
「江楓眠殿と虞夫人だよ」
「逡おはよう」
「なあ、A。みえみえの嘘つくんじゃねぇよ。顔も声も違うじゃねぇか」
「御二人が外出したいから声を薬でお顔をマスクで変えさせて貰ったの」
「ますく?」
「それ、もういいって。おいてくよ逡。
御二人、行きましょうか」
「「あぁ/えぇ」」
「おい!置いてくなよ!!」
「そういえば、名前どういたしますか?
町中でお名前を呼ぶわけにはいきませんから」
「そうだったね。どうしようか」
「お好きに名付けてください」
「「・・・」」
「じゃあ、"無澄"はどうかな?」
「私は、"花離"にするわ」
「とても良い名だと思います」
「町に着きましたが、御二人は一緒に行動されますか?」
「私は、化粧品や髪飾り、服を見たいからAついてきなさい」
「私は、本が欲しい。
逡ついてきてくれるかい」
「分かりました。逡もそれでいい?」
「あぁ」
「じゃあ、夕刻にここに集合しましょう」
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ここね - 続きみたいです! (4月28日 17時) (レス) id: 7a25cd7170 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:落花生 | 作成日時:2023年1月24日 22時