【募集企画】東方幻想記録物語 23巻

アクセル全開 剣城 ページ42

「風見、幽香…？誰ですか、それ…」
「えっ！？」

―同時刻、バイクに乗りながらハルと二人で雑談していた時の事。
ハルが、そんな突拍子も無い事を言い始めたのである。

「…マジで知らねえのか？」
「は…はい…。」
「…分かった。」

剣城はバイクを止める。

「え、何ですか剣城さん？」
「悪い、ちょっと確認したいことがある。」
「は…はあ…。」

剣城はスマホを取り出し、剣城の友人、霊華にLINEを送る。

【ちょっと良いか霊華。今度幽香と一緒に3人で遊びに行きたいんだ。良いか？】

ーそして、霊華の返答は…。

【幽香…誰ですかそのお方は…？】

「…なるほどな…。」

剣城は、

【―恐らく異変の影響で今は忘れてると思うがまた思い出すと思うぞ。】

と送り、スマホを仕舞った。

(…悪い霊華自分でも素頓狂なこと言ってると思うが…今は耐えてくれ…！！)

「行くぞハル。」
「だ…大丈夫ですか？」
「ああ。」

剣城はハンドルを捻る。

(…恐らくこれも異変だ…幻想郷中の人の記憶から幽香の存在が無くなるっていう…。ええい異変が一気に5つも…！だが…！)

剣城はそう想いを巡らせている間、アクセルはどんどん強くなっていく。

(…俺が1つでも解決する！待ってろ…皆！)

気付けば、剣城はアクセルを全開にしていた。

さっさと解決するが勝ち　藍良/なぜに俺？ 誠→←幻想入りしてすぐ異変を起こす少女2人組　リー・スノークロック&加藤清葉

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