【募集企画】東方幻想記録物語 23巻

念入りに、楽しむ為に。　アンラ ページ24

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　見事に二つの異変を追加した三人。
　全員がこれからの展開にウキウキとしている中、アンラが思い出したかの様に口を開ける。


『はい。という訳で無事に異変を起こす事と、幻想郷にいる者全てから御二方の能力に関する記憶を上書き出来たわけですが…。』

「ん？どうしたの、天使様？」


　首を傾げて尋ねる雪さんに、ドヤ顔でこう返す。


『最後の仕上げ、私含めて3人の存在をあやふやにしちゃいます！』

「「あやふや？」」


　…多分他の人が見ていたらウザくてぶん殴っていたかも知れないが、目の前にいるのは優しい少女2人なのでそんな心配はなかった、本当に良かった。


『そうです！色が云々〜とか、魔法が云々〜とか言われてすぐに見つかっちゃってもつまらないので、そうですね…そこら辺の村人さん達の様に見える感じにします！』

「でもでも、そうしたら私達もお互い側間なっちゃうんじゃないの？」

『そこは天使なので抜かりはありません。この三人…というよりかは、三人含め異変を起こした人にはちゃんと認識できる様にしておきますので！』


　勿論御二方の能力は、異変の首謀者達にもわからない様にしてありますけどね！…っと、ドヤ顔で付け足しておく。
　この説明だと分かりずらいと思うので一応詳しく説明すると、「本来の見た目などは変わらないが、一定の者からは色が奪われ,能力も使えない(村人のような)者だと錯覚させる」と言った感じ。
　これで普通に歩こうが魔法を使おうが、相手からはこちらに都合の良い感じに見える算段。
　ただし能力に関しては2人がダウンするまで半永久的になのだが、こちらの効果は無条件で五日後に切れるタイムリミット付き。
　これでもし見つけられなかったらつまらないですからね、しょうがありません。
　その代わり、能力を無効化する者だろうが何だろうかもれなく対象内に…今回はつまらないチートなんぞ認めないのです。
　

『それじゃあやりますよ〜？…そい！』


　三人の周りに光が降り注ぎ、それぞれ見えない何かで包まれているかの様な不思議な感覚がする。
　そんな感覚に不思議そうにしながらもはしゃぐ2人を見つつ、不的な笑みを浮かべてはこう話す。


『今が実感が湧かないと思いますが、これでしっかり魔法はかかりました。…さぁ、これからどうしましょうか、私の共謀者様？』

異変解決の鍵 捜査チーム→←推測　奏多/さぁ、そろそろ　カイル

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