【募集企画】東方幻想記録物語 23巻

刑事(デカ)の名言:捜査は足で稼げ 剣城 ページ14

一軒家組の新たなるメンバー(となる予定の)中島奏多を加えて、会議は再開する。

「…さて、新しいメンバーも来たところで、これまでの話をまとめようかな。」

議長風に話す真央。
エヴァの例のBGMが流れて来そうな雰囲気で会議は始まった。

「OK。まず今回の異変についてだが…幻想郷の住人たちが能力を使えなくなってる。」
「現に幽香が花を操る能力を封じられて、このままじゃ花がまずいと言う事らしい。」
「そして、異変の元凶の情報はゼロ…。」
「おまけに見つけ出したとしても、こっちの能力は使えなくなってるから勝算もほぼゼロ…。」
「…なんやこの絶望的な状況…。」
「うーん…でも、最低限異変に関しての情報は得ておきたいですよね…。」
「でも…その異変についての詳しい情報を知ってる人がいるかも問題だし…。」
「…そうなんだよね…。」

一軒家組＋aの会議は、一向に進む気配が無かった。

「…うーん…でも何かしらのアクションは起こさなきゃいけないし…。」
「だね…。」

と、その沈黙を破るかのように、

「なら、俺が聞き込みに行こうと思う。」
「お、剣城？」
「今のうちに少しでも動ける存在が要るだろ？」
「…まあ確かに、そうだよね。」
「ああ。それに…」

剣城は一間置いてから言った。

「捜査は足で、そうじゃなかった？」
「劇場版コ〇ンの10作目かよ！」

真央の鋭いツッコミである。

「と言う事で、今から幻想郷中を走らないといけないから、体力に自信がある人は捜査に協力して欲しいんだ。」
「なるほど…って半ばこれ刑事ドラマだね…。」
「いいじゃん！楽しそうだし！」
「よし…って事で、行く人たちは二人でのペアに分かれるってのはどうだ？何かあったら、LINEで連絡入れるって感じで。」
「オーケー。じゃあ、次は捜査に参加する人を決めようか…。」

どうやら手探りながらも展開は動き出しているようだ。

――――――
因みにですが、捜査チームは4人を想定しております。

僕だって役に　中島奏多→←夢みたいな　蒼

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