１８話だよ ページ21
何かを叩くようなバシンッという音が響いた。
「はっはっはっ！ないすたいみんぐと言うやつだぞ。」
「…貴様、わざとだな？」
「仕方なかろう？俺はじじい故、はやくは動けんのでな。
ほれ、小夜も殺気をしまったらどうだ？」
「…うん。」
取り敢えず蜂は撃退したみたいで安心したけど、周りの会話に嫌な予感しかない
そっと三日月さんの腕から顔を覗かせると、ふたりの刀剣男士がいた。
一人は僕と同じくらいの、小夜ていう子
もう一人は蜂をハエたたきで撃退した人
蜂を撃退した人は、突然のことで驚いて固まっている僕に気付いて、声をかけてきた
「主、お怪我はありませんか？」
「えっ？あっ、いえ、大丈夫です……。えっと…」
「あぁ、すみません、名乗っていませんでしたね、へし切り長谷部といいます。」
「…小夜左文字」
お礼を言おうと思ったけど二人の名前が分からなくて、困っていると、長谷部さんが気付いたみたいで、すぐに名乗ってくれた。
すごいな長谷部さん…エスパーみたいだ…
そんなことを考えてたら、急に頭を下げられてびっくりした
「申し訳ございませんでした…まさか花に蜂がついていたことに気付かず主を危険な目に……」
「…ごめんなさい。」
「えっと…長谷部さんと小夜くんが守ってくれたおかげで怪我はないです。」
「主や、俺も守ろうとしたんだぞ。」
「…三日月さんもありがとうございます。」
三日月さんにもお礼を言うとぎゅうと抱きしめられた
今の言葉からすると、この二人がいつも柿と花を持ってきてくれてたのかな…？
「あの…、お二人がいつも柿と花を？」
「…はい。」
「…うん。」
やっぱりそうだ
何も言わない僕に二人は居心地悪そうにしていた
別に怒ったりしないのに…
「…その、いつもありがとうございます。お花はいつもいい香りがしてましたし、柿も美味しかったです。」
「「!!」」
ただお礼を言っただけなのに、長谷部さんは涙をうっすらと浮かべて深く頭を下げ
小夜くんは照れているようで顔を赤くしてもじもじしてる
そして、五虎退くんのときもそうだけど、桜の花びらが舞った
こんのすけから聞いた話によると、この桜の現象は刀剣男士が嬉しい時や幸せな時など、気分の良い時に出るそうだ
お礼を言ったことに喜んでもらっていると思うと、僕も嬉しくなった。
「今日の主はよく話すのだな。よきかなよきかな」
「(はっ！)」
すっかり忘れていたが、僕は三日月さんに抱きしめられたままだった
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動物になりたい(プロフ) - ありがとうございます！m(_ _)m (10月22日 10時) (
レス) id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 頑張ってください！応援してます！ (10月22日 9時) (レス) @page24 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
動物になりたい(プロフ) - 更新が遅くて申し訳ないです！これからも引き続き頑張って書きます！コメントありがとうございます！！書く励みにします！！ (10月22日 9時) (レス) @page23 id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
鳥月風花(プロフ) - この作品大好きです！応援してます！.。o○ (2020年3月27日 8時) (レス) id: 29ed657b53 (このIDを非表示/違反報告)
真鈴(プロフ) - 初めまして！このストーリーを読ませてもらっています！次の更新待っています！頑張ってください、応援してます！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: 9f5e33e110 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：動物になりたい | 作成日時：2020年3月20日 2時
