検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:18,140 hit

10 ページ10

そのままあれよあれよと必要なことを決めていってしまった北山くん。



…私、今までの学校生活で、こんなにすんなりとした話し合いは初めて。



「じゃあ、配役は脚本が出来てからじゃないと決められないし、今日の話し合いはとりあえず…「いや、楠木さん、もうほぼ脚本出来てるんじゃない?」」



北山くんの声を遮るように聞こえてきたのは、藤ヶ谷くんの声。



藤ヶ谷くん、楠木さんは何も言っていないのに、何でそんなに楠木さんのことが分かるの??



…彼氏ってすごい。



しかも、もう脚本がほぼ出来てる!?



「あー、うん。セリフとかは詳しく決めてないけど、物語の内容はほぼ出来てるよ」



「まじ!?どんな話!?」



「…黒板、借りてもいいですか??」



楠木さんの考えた脚本は、すごくいいものだった。



あの短時間でここまで思いつくなんて…。



今どきの恋愛要素が含まれていて、だけどまるでおとぎ話のような…そんな可愛くてちょっぴり切ないお話だった。



「こんな感じで良ければ台本として作ってくるつもりだけど…どうですか?」

11→←9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
200人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みっ。 | 作成日時:2017年9月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。