虹の色、君の色。～Toshiya.M～ (ページ46)

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おまけ③ ページ46

食後には、これまた手作りの美味しそうなケーキがでてきた。

色とりどりのフルーツで飾られたケーキは、甘すぎなくて、スポンジはしっとりふわふわ。

すっごく美味しかった。

ケーキも食べ終わってお茶を飲みながらゆったりしている時。

「俺、ちょっとトイレ行ってくるね」

ついにきた。

これがプレゼントを渡す時の合図。

トイレと言って席を立ったとしくんが、隠しておいたプレゼントを取りに行く。

そして、お母さんに渡そうっていう作戦。

リビングの扉が開いて、プレゼントを持ったとしくんが入ってきた。

お母さんはそれを見るなり、私に微笑んでこう言った。

「Aちゃん良かったね！プレゼントよ」

お母さんは自分のものだとは思っていないみたい。

私も席を立ち、としくんの元へと向かった。

私たちはお母さんのそばへ駆け寄った。

「お母さん、いつもありがとう」

「これ、私たちからです」

「まぁ、ほんと？私に？」

「はい。いつもお世話になってるので」

「としくんもAちゃんもありがとう。大切にするわ」

としくんのお母さんはエプロンを見て大喜び。

さっそく明日から使ってくれるって。

キッチングッズもテレビでやってたみたいで気になってるものだったって、興奮気味に話していた。

サプライズ、大成功だね！