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「お、おはよう藍川さん!!」



「お、おはよう」



宮田くんとオタ友(?)になってから、いつも『おはよう』と『また明日』を言ってくれるようになった。



だから、私も『おはよう』と『また明日』を返して。



時々目が合えば、にこって笑いかけてくれる。



それに対して、私はぎこちなくも笑い返して。



そんな、非日常的な毎日が、気がつけば私の日常になっていた。



「最近、宮田くんと仲いいね」



「そ、そうかな?」



「うん、最近よく話してる」



優子にそう言われると、何だか気恥ずかしい。



言われてみれば、今まで挨拶だけだったけど、目が合えば少し話をするようにもなった。



基本的に、宮田くんが話を振ってくれる。



それに、私も答えて、時々私からも話を振って。



でも、宮田くんの横には常に玉森くんがいるから、玉森くんが現れたら、静かに立ち去るようにしている。



だって、玉森くんから宮田くんを奪ってるみたいになっちゃうんだもん。



まぁ、私なんかが宮田くんと喋ってても、玉森くんにとっては屁でもないんだろうけど。



でも、玉森くん、意外に独占欲強そうだし…。



まぁ、どれもこれもオタクの偏見だけど。

6→←4~俊哉side~



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作者名:みっ。 | 作成日時:2017年9月14日 23時

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