検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:18,145 hit

35-俊哉side- ページ35

「えぇ!?」



「これで藍川さんは宮田をより意識するようになる!そこで、宮田がドーンっとアピールしてそのままゴールイン!!」



……ご、ゴールインって。



「で、でも藍川さんが嫌がるかも…」



「いいや、あの子なら絶対にOKする。大丈夫だ」



その自信は一体どこから湧いてくるんだよ…。



それに、藍川さんはきっと、キスの経験はないだろう。



…まぁ、それは俺もなんだけどさ。



お母さんにほっぺにちゅーされた経験しかない。



今までこうやってアニオタをやって来て、そりゃあ可愛いな、好きだなって思う女の子がいなかった訳ではない。



だけど、お付き合いするようなまでに進展することは1度もなかった。



そんな俺が、キスシーンだなんて…。



「浮かない顔してるけど、宮田は嫌なのか?」



「…嫌じゃないけど、俺なんかが」



「大丈夫!もっと自分に自信持て!」



「そう言われても…」



チラッと藍川さんを見ると、藍川さんもこちらを見ていたようで、目が合った。



そして、俺の視線は無意識に藍川さんの唇に。



…おちょぼ口で可愛い。



…って、俺ってば何考えてるんだ!!



邪念を追い払うように視線を逸らした。

36-俊哉side-→←34-俊哉side-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
200人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みっ。 | 作成日時:2017年9月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。