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「藍川さんも、私たちが付き合ってること知ってるんだね」
「うん。でも知ったのはあのホームルームの時だよ」
「私ね、太輔…あ、藤ヶ谷くんにもっと人と関われば?って言われたの。私、藤ヶ谷くんと付き合うまではずっと1人で本を読んでいるタイプだったから」
「いつから付き合ってるの?」
「新学期が始まって割とすぐかな。その時は誰とも関わるつもりなんてなくて、ただ本を読んでた。そこに藤ヶ谷くんがちょっかい出してきて…」
「それで、好きになったの?」
「…まぁ、すごいアタックされて仕方なくって感じ?」
(楠木さんと藤ヶ谷くんのお話は
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/f_0625n0207/
から読めます)
…なんて言っているけど、嘘だ。
だって、藤ヶ谷くんの話をしている時の楠木さん、すごく素敵な顔をしている。
これが、恋をするってことなんだろうな…。
私も味わってみたいな、恋をするっていうこと。
「ねぇ、楠木さん。私、どうやったら素敵なキスシーンが演じられるかな?」
「……好きな人のことを思う。かな?」
「好きな人……」
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作者名:みっ。 | 作成日時:2017年9月14日 23時