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「宮田くん」



「……な、何!?藍川さん」




「あ、あの…今日楠木さんとお茶することになったから、今日の練習はなしでもいいかな?」



「も、もちろんだよ!むしろ毎回練習付き合わせちゃってごめんね!」



「そんなことないよ?私も宮田くんと練習出来て嬉しいから。明日は一緒に練習しようね」



私がそう言うと、何故か北山くんがニヤニヤしていた。



そんな北山くんを見て、宮田くんは焦った様子で、何だか変な2人…。



「そ、そうだね!じゃ、じゃあまた明日ね!」



「うん…バイバイ…?」



宮田くん…何だか挙動不審だったな。



いつもなら、優しく笑顔で手を振ってくれるのに。



今日は目もほとんど合わせてくれなかったし、話もまるで打ち切るような…。



もしかして、北山監督に何か言われたとか!?



それで上手く話せなくなってたのかも。



北山監督厳しいもんな〜。



私ももっと頑張らないと。



「宮田くん、OKだった?」



「うん。待たせてごめんなさい」



「大丈夫だよ。じゃあ、行こっか」



教室を出る時、宮田くんはまだ北山くんと話していた。



チラッと宮田くんを見ると、目が合った。



……だけど、すぐにふいっと逸らされちゃった。



……いつもと違う。

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作者名:みっ。 | 作成日時:2017年9月14日 23時

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