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翌日、学校に登校すると、教卓前に人だかりが。



「おはよう、優子」



「A、おはよ。楠木さんが、脚本書いてきてくれたみたいよ?」



「ほんと?!」



…は、早い。



さすが楠木さん。



「後で、配役分のコピーを先生にしてもらうから、今日の放課後、配役当たってるやつ全員残って練習な」



と、藤ヶ谷くんの声に何人かの返事が聞こえてきた。



さっそく、今日の放課後から練習か。



それにしても、私、劇なんてしたことないしな〜。



演技って、どうやってやるの?



昨日、あんだけ意気込んだはいいけど、向き不向きだってあるし。



…急に自信なくなってきた。



「おはよ、藍川さん!」



「みっ、宮田くん!お、おはよう」



肩をポンッと叩かれて、後ろを振り返れば、今日もニコニコ笑顔の宮田くん。



玉森くんは…既に席に座っていた。



「今日から練習なんだってね?一緒に頑張ろうね!」



「う、うん…でも、劇なんてやったことないし…」



「大丈夫!俺もやったことないから!」



…大丈夫?



「本物の王子みたいに、姫をリードすることはできないかもしれないけど、一緒に進んでいこ?絶対1人だけ置いていったりしないから」



「宮田くん…ありがとう!」

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作者名:みっ。 | 作成日時:2017年9月14日 23時

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