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『姫:藍川』



うん、何度見ても、私の名前。



手元にある「北山特製各自で捨てておいてくじ」にも、『姫』と書かれている。



…はあ。



やっぱり、私が姫役なわけなんだよね。



どうしよ…。



a子ちゃんが、姫役やりたそうだったから、ぜひ譲ってあげたかった。



その言葉を聞いた途端、嬉しくて優子に代わってもいいか相談したくらいだもん。



でも、公平にくじで決めたことだからって。



確かにそうだ。



それで、私だけ代わるなんて卑怯なことは出来ないよね。



それに、王子役、宮田くんだもん。



あの謎のお友達宣言から、以前よりぐんと仲良くなった気がする。



でも、まだ1番重要なことを知ることが出来ていない。



『何故、私が宮田くんのことを好きだということになっているか』



を。



劇の練習が始まれば、2人ですごく機会は、あるっちゃああるような気がする。



その時にそれとなく聞けたら…。



確かに、宮田くんのことは嫌いじゃない。



むしろ…好きだと思う。



だけど、それはLIKEの話であって。



きっと宮田くんは、LOVEの話だと思っているんだと思う。

15→←13~俊哉side~



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作者名:みっ。 | 作成日時:2017年9月14日 23時

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