12~俊哉side~ ページ12
「うぇ!?俺、『王子!?』」
きたみつの進行でどんどん決まっていく文化祭の出し物。
俺は、結構ボケっと聞いていたんだけど。
どの担当になっても楽しいだろうしって、軽い気持ちで考えてた。
そして、何も考えずにくじを引いたら、きたみつの達筆で書かれた『王子』のくじを引いてしまって。
今、すんげーびっくりして、思わず大声あげちゃったってわけ。
「はい、宮田王子役な」
「お、俺なんかが王子なんてやっていいの!?ここは玉でしょ!!」
「無理。俺、大道具だし」
って、見せられたのは『大道具』のくじ。
「宮田、決まったもんはしゃーねんだから、ちゃんとやれよ」
「そ、それは分かってるけど…」
『姫』を演じる方にはすごく申し訳ない!
俺なんかが王子でごめんね…。
と、思って黒板を見ると、《姫役:藍川》の文字が…!!
あ、藍川さん!?!?
藍川さんと俺が主役!?
…そ、そんな偶然ある!?
最近、藍川さんが俺のこと好きかもっていう情報をGETして、仲良くなって…と言っても、まだ挨拶したり、少しお話したりしか出来てないけど。
…もしかして!これは神様の試練!?
神様が藍川さんのために、俺とより仲良くなれるように仕組んだのかな!?
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作者名:みっ。 | 作成日時:2017年9月14日 23時