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「藍川さん、オタ友になろうよ」
「…へっ?」
「俺、最近視線を感じるな〜って思ってたら、藍川さんで。何でだろうって思ったら、藍川さんもオタクだったんだね!俺もアニオタだよ!!だから、友達になろう?」
…これは、どういう状況なのだろう?
今まで遠くにいた(2次元)の存在がこんなに近くに。
見ているだけ(妄想している)だけで十分だった存在が…私とお友達に?
「え、えっと…何故私がオタクだと?」
「この前お友達と話してるのたまたま聞こえちゃって!いやぁ、仲間を見つけた瞬間は嬉しかったよ!俺は、どんな趣味でもいいと思うよ!!」
…私がBLを好きなことに、なんの抵抗もないんだ。
でも、それはきっと自分がそんな風に見られてるって思ってないからで。
もし、私があなたと玉森くんを見て、毎日妄想してます、なんてことを知ったら…。
だめだ、絶対にバレる訳にはいかない。
なんて心配を他所に、宮田くんはニコニコ笑顔。
「オタク仲間だね!よろしく〜」
「よ、よろしく…?」
差し出された手を軽く握り、握手を交わす。
…何故か仲間になっちゃった。
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作者名:みっ。 | 作成日時:2017年9月14日 23時