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仁兎なずな『また』【リク】 ページ14

『なずなさ〜ん?いますか〜?』

放課後。なかなかレッスンに来ないなずなさんを迎えに来た。

「Aっ?」

なずなさんは椅子に座り、何か書いているようだ。

「ご、ごめんにゃ!連絡したんだけど…」

両手を合わせ、ぺこっと頭を下げたなずなさん。

『えっほんとですか!?ごめんなさい、気づきませんでした…!』

教室に入り、なずなさんの机の前に行く。

「しょっか、別にいいぞ!日直の仕事でさ…」

『え?もう一人は……あ』

「…うん、多分思ってる通りだ」

レオさんだな。

『叱らないといけませんね!泉さんと一緒に!』

そこで、ふと思い出した。

『あっそうだ!聞いてくださいよ、昨日Knightsのレッスンで、レオさんがすごくカッコよくて〜』

目を閉じたその瞬間、見下ろしていたその顔は、私の目の前へ。

『へっ』

足を後ろに下げようとするが、後頭部をおさえられる。

咄嗟に目をつむると、柔らかい唇が重なった。

1秒、2秒、3秒…………。

ゆっくり目を開くと、目が合う。

いつもと違う感じのなずなさんにビックリして
、すぐにまた目を閉じた。

……長い!い、息が

『っ、ふぁ、なっあ』

どうにかして口を開けようとした。でも、それは逆効果で…。

熱いものが中に入ってくる。

『〜っ!えっぁう』

必死に抵抗したけど、力が強くて…。

舌を、絡める。

…どこでこんなこと覚えてきたの…。

可愛いなずなさんは、ちゃんとした高校3年生の男の子なんだと実感した。

誰もいない教室に、音が響く。

…恥ずかしい。

「…っん」

さすがのなずなさんも息が苦しくなってきたようで、色っぽい声を出す。

なずなさんは唇を離すと、私の腰にも手を回す。

密着して、心臓の音が伝わってくる…。…この速い心臓の音は私の?それともなずなさんの?

続き→←朔間零『余裕』【リク】



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かなで(プロフ) - 美月さん» 細かくリクエストありがとうございます!!!かなり遅くなるかもしれませんが頑張りますね! (2020年6月26日 0時) (レス) id: fe351c6673 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 月永レオくんのは、幼い頃からずっと(革命時も)レオくんの隣にいて支えてる幼なじみの設定でお願いします! (2020年6月25日 22時) (レス) id: 001893ea4c (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 月永レオくんのお話と瀬名泉さんが彼女を溺愛してる話が呼んでみたいです!! (2020年6月25日 21時) (レス) id: 001893ea4c (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - タナカさん» リクエストありがとうございます!今書いてるのを投稿し終えたらすぐに書き始めますね! (2020年6月25日 15時) (レス) id: fe351c6673 (このIDを非表示/違反報告)
タナカ - 大神晃牙くんお願いします!! (2020年6月24日 23時) (レス) id: 966fc687b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなで | 作成日時:2019年8月10日 18時

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