烏野(ｳﾁ)に来た新マネージャーは元帝光中のバスケ部で！？

インターハイ予選前日 ページ9

Aside



今はすでに6月。とうとうインターハイ予選も明日に控えチーム全体の士気も高まり大会に向けて準備万端と言ったところだ。



あの黄瀬からの突然の訪問後は実に平穏で充実したバレー生活をおくっていた。



まぁ強いていれば黒子が合宿のついでに寄ってくれたことがあった。



黒子とは中学時代仲が良かったし。キセキが開花してからも相談だったり練習だったりをしていた。



全中が終わり俺と同時に黒子もバスケ部を辞めたがそのあとは学校に来てなくて卒業以来ずっと会っていなかった。



ここだけの話、黒子がまだバスケを続けていてびっくりした。



黒子は全中の時きっと俺以上に辛かったと思うから。



だからもうバスケはやめているかもしれないと思っていたから。



正直申し訳ないと思ってる。



黒子は俺はもうバスケはやってないよ。って言ったら悲しそうな顔で残念です…。って言ってた。



黒子は、バスケを諦めた俺とは違い自分のやりたい好きなバスケを追っていた。



新しい光も見つけていた。



『凄いなぁ黒子は、、、。』



その時ふと思った。









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『俺だけ時間が止まってるみたいだ。』




黒子はキセキを倒そうと自分のバスケで前へ踏み出した。



キセキもそれぞれ違う高校へ行ってまだバスケを続けている。



もし仮にまだバスケをつまらないと思っていてもどんどん強くなっている。



もしかしたら高校バスケに心情が変わっているやつがいるかもしれないが。



少しそう思って、それは無いか。と力なく笑った。

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