にゃぁ … , ページ30
『あの、すみませんジャックハー「ん?なんだね君は、もしやパーティーに参加しにきたのかね?」…いえ、自分はジャックハートを探しているだけです。』
「ジャックハート?君の言うジャックハートはお城にも庭にも湖にも居るが…何処のジャックハートを探しているんだ?」
何と言う事だ、この世界にはどうやらジャックハートが沢山居るらしい。
…まぁ、当然だ彼は元々トランプ兵、同じ名前の兵なんて沢山いるだろう。
『…一応、有難う御座います、其れでは自分はジャックハートを探さなくては行けないので、』
そう言い、去ろうとした瞬間
「ちょっと待ち給え!!態々此処に来たんだ、パーティーに参加しても良いだろう!!」
『…いや、だからですね自分は「さぁ、ティーカップを持って!!よし持ったな!其れじゃあ、乾杯!!」…はぁ、』
有無を言わさずにパーティーに参加させられた自分は渋々椅子に座り、紅茶を飲んだ。
『あ、割と美味しい……』
と、呟きながら少々熱い紅茶を啜る。
「あ!ルーファ!!こんな所にいたんだね!!」
『…ジャックハートさん、』
自分がワンダーランドに行く事となった発端が現れた。
「其の紅茶、気に入った?」
『…まぁ、気に入りましたけど…今は其れどころじゃないですよ??自分、まだリクルーティングのシフトが残ってるんですけど、一体全体どうするつもり何ですか?ジャックハートさん…。』
「まぁまぁ!そんな怒らないで!!直ぐにハイタワーに帰るからさ!!」
そう言い、ジャックハートさんが指をパチンと鳴らしたかと思えば周りは自然に囲まれた場所では無く、ジャックハートの部屋だった。
『今の時間…あ、良かった……まだ30分も有る…』
と、胸を撫で下ろすしジャックハートの部屋から出ようとすると、
「次のリクルーティングも、頑張ってね?」
と、言われたが自分はジャックハートさんがワンダーランドに有無を言わさずに連れて行った事に関してはまだ許していない為、無視して扉を締めた。
◊
「…ルーファが飲んでたあの紅茶の葉、後で買いに行こっと、」
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作者名：たにしちゃ | 作成日時：2022年9月29日 17時
