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嫌い ページ5

ハーデスと紅茶を飲みながらラードルは談笑していると

「あぁ、笑っている君も矢張り美しいね、」
『…お帰り下さいまし、ナルフィストさん。』
と、突如現れたマルフィに対しラードルは冷酷にそして食い付く様にマルフィに帰る様に直ぐ言った。

「…私、先に自室に戻らせて貰うわ。」
『そう、ですの…なら、私も自室に戻ると致しますわ、』
そう言い、ラードルはパンパン!と、手を叩くと何処からともなくゴーストが現れ、其の場に合ったティーポットやティーカップを回収していった。

『…其れでは、ハーデスさん明日から頑張りましょうね。』
「えぇ、勿論。」
そう言い、ニコリと微笑んだハーデス。
2人は談話室を後にし、自室へと向かう最中にある曲がり角で別れた。








『其れで、ナルフィストさん貴方は何時まで私に付いてくるつもり何ですの?』
「ん?勿論、ラードルの部屋までだが?」
と、差も当然だと言うように言うマルフィにラードルは眉を顰めてはマルフィを嫌そうな目で見る。

「あぁ、そう言えば明日のリクルーティングは私と一緒だね。」
『…何ワクワクしているんですの…気持ち悪いですわよ。』
明日からリクルーティング活動がまた始まる。
1日目の初回は何とマルフィとラードルの二人の組み合わせ。
マルフィは喜んでいるのに対し、ラードルに関してはとても嫌がっており何だったらMr.Vから

「お前、マルフィに強く当たるのも良いけどさぁゲストが困る様な当たり方はしちゃ駄目だからね?」

と、何故か1つ指導をされたのだ。

『…ナルフィストさん、もう付いてこないでくれまし?流石に……』
「何だい?…あぁ、もしかして此の美しい私がラードルの部屋まで付いて行ったら、ラードルが嬉しさのあまり飛び付いてしまうからなのかい?」
『其れは普通に有り得ない事ですわ。』
と、キッパリ言い捨てるラードルにマルフィはwell,well…と、返した。

『…先程の続きですけれど、ナルフィストさんが私の部屋まで付いてきたら…流石に私のナルフィストさんへの殺意と嫌悪感が酷くなる余り胃痛になってしまいそうな気がするんですの、だからさっさと何処かへ行って欲しいんですの。』
と、素直に言うラードルにマルフィは仕方無い、とでも言うように何処かへ行った。
其の姿を見たラードルは

『…何でナルフィストさんが仕方無い見たいな反応をするんですの…全く、』
と、更に呆れていた。

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作者名:たにしちゃ | 作成日時:2022年12月15日 20時

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