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此れはリクルート活動3年目が始まる前日の話。

「皆、ちゃんと集まっているかい?…よし、集まっているね其れじゃあ今年のしふ「お待ち下さい、V様。」…あぁどうしたんだ、H.M.」
ミスターの話を遮ったH.M.
H.M.は、眼鏡をクイと上げ

「…まだマルフィ様とラードル様の御二方が此方にいらっしゃっておりません。」
と、来ていない者の名を言った。

「何だって?…エイトフット、お前マルフィに去年もその一昨年も運ばれて此処に来ていたらしいじゃないか、何か詳しいことは知らないか?」
「今年もアイツに運ばれて来たが…アイツ、俺を此処に運び終わった瞬間何にも言わずに飛んでいったからなァ、何処に飛んでいったかは知らねぇ。」
そう言うエイトフットにミスターはえぇ…と困ったような顔をした。

「あの、因みにラードルさんが遅れている理由を知っている方は…?」
皆、ラードルが遅れている理由を知らないのか1言も喋らない。
そんな中、スキャターが困っているとH.M.が口を開いた

「ラードル様は、此方へと向かう為のドアが故障中の為少々遅れる、との事です。」
「…お前さぁ、毎年思ってたけどそう言う情報ってどっから知ってる訳?」
「……」
「お得意のだんまりですか、まぁ良いけどさぁ……」
口外は出来ませんから、と呆れている様なミスターに言うH.M.にミスターはだんまりの次に言う事はだいたいそれじゃん…と、呟いた。

「…まぁ、シフトはもう既に決まってある訳だし、2人が今いなくても、だいじょ「V様、ラードル様とマルフィ様の御二方がいらっしゃいました。」…お前さぁ、本当に…まぁ、良いけどさぁ……」
またしてもミスターの話を遮ったH.M.
H.M.が言った言葉の数分後扉の向こうからマルフィの声が聞こえてきた。
其れと同時に扉が開いた。

『すみません、ドアの不調で遅れてしまいましたわ…』
「其れはH.M.から聞いてるから大丈夫。其れでマルフィ?お前は何故遅れたんだ?」
「私は愛しのラードルの迎えに行っていて遅れてしまったのだよ…」
「つまり、マルフィさんがエイトフットさんを此処に連れて来て直ぐ何処かに飛んでいったのって…ドアの不調で、来るのに遅れてしまうラードルさんを迎えに行った、って言う事なんですね…!」
「あぁ、そうだよスキャター。」
と、言ったマルフィにスキャターは流石です…!と、キラキラした様な眼差しでマルフィを見た。

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作者名:たにしちゃ | 作成日時:2022年12月15日 20時

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