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「あのね、裕太くん。話があるの。」
「うん、なーにー?」
「でも、ここだとちょっと……。」
「ん、わかった。そんじゃ、俺の部屋で話そう?」
「うん。」
裕太くんの部屋に入るのはあの告白された日以来で、どきどきしてきた。
「もしかして話って、この間の返事とか?」
「うん……。」
「あーやば。緊張してきた。」
この間の雄な顔した裕太くんとは打って変わって、緊張を紛らわす為なのか変な顔しながらそう言った。
「えっとね……私のこと、好きになってくれてありがとう。」
「ふふふっ、どういたしまして。」
「私も優しい裕太くんが好き……です。」
恥ずかしくて俯きながら伝えたけれど、裕太くんからの反応が無くなって。
不安になって顔を上げるとデレデレとした、しまりのない表情をしていた。
「あー、よかった〜。ショーのオーディションより緊張したぁ。」
「ええっ、そんなに?」
「だってフラれたら、もうチャンス無いしさぁ。あーよかったー。」
心の底から喜ぶ裕太くんの顔を見ていたら、私も釣られて笑顔になった。
「今日から恋人としてよろしくね?」
「うん。」
「あー、やばい。めちゃくちゃ幸せ。」
「私も……。」
私たちは見つめ合いながら初めてのキスをした。
「明日まで仕事オフだから、デート行こ?」
「デート?」
「そう、どこ行きたいか考えておいて?Aの行きたいとこ連れてってあげる。」
「うん、わかった!」
その後、おやすみと言い合ってからもう一度キスをして裕太くんの部屋を後にした。
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「どうしよう・・・。」
私、本当に裕太くんと恋人同士になっちゃったよ。
しかも、キス……しちゃった。
きゃー!!
思い出しただけで顔が熱くなってくる。
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にかみつば(プロフ) - ぺこさん» コメントありがとうございます。キスマイのマネージャーさんやまわりに関西弁の方が多く、横尾さんもよく関西弁をつかってますよ(^-^)私は可愛いなぁと思いながらテレビで観てます! (2021年5月28日 3時) (レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - たまに横尾さんが関西弁になってるのが多々あるので気になります。 (2021年5月28日 1時) (レス) id: 9baa58e5fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にかみつば | 作成日時:2021年5月25日 23時