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「あれ。そう言えばAって、今日は朝からバイトじゃなかったっけ？」
私のシフトが書き込まれているリビングのカレンダーに視線を向ける裕太くん。
そうだよ、そうだった。
海外での仕事で長いこと留守にしていた裕太くんには、まだあのことを話していなかったんだ。
「実はね、お店が潰れちゃって……。また探してるとこなの。」
「えぇぇ、そうなの？俺Aのこと見に行きたかったのに行けないじゃーん。」
「ふふっ。それ、本気で言ってたのぉ？」
裕太くんがわりとガチめにガッカリしてるから、思わず吹き出しちゃったよ。
「本気に決まってるじゃん！一度でいいからAの制服姿、見たかったなぁ。」
「ちょっとー。それ、変な意味に聞こえるんだけど？」
裕太くんはもしかして、制服マニアですか？
ふふっ、なんてね。
「えー、いいじゃん。男なんてそんなもんじゃない？ねえ、ミツ？」
「制服はたまんないけど、こいつのは興味ねえな。」
傍で話を聞いていたミツに裕太くんが振ると、またしても失礼なことを言い出してくる。
私だってミツにだけは見せたくないし、興味も持たれたくないもんっ！
「んじゃあ、ミツにはあげなーい。」
「はい！？おい、たまちゃん。急になんのことだよ。」
「Aのこと、取ったらだめだからね？」
「ふっ……。取るかよ。」
え、ちょっと？
あげないとかいらないとか、なに？
制服の話からよくわからない話になってるから、渉くんが淹れてくれたチャイというモノを、生まれて初めて口にした。
本場のチャイはこの何倍も甘いらしいけど、渉くんが飲みやすいようにアレンジしてくれたみたいで、仄かな甘みが広がってとても美味しかった。
「俺は制服なんかより、こいつのドジっぷりの方が見たかったわ。」
「あっ。」
「この目で見てやりたかったわ。ポーンて飛ばすとこをな。」
「やだっ！それ以上は言わないでよぉ！」
突然ミツが余計なことをぶっ込んでくるから、慌ててチャイのカップを置いた。
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にかみつば(プロフ) - ぺこさん» コメントありがとうございます。キスマイのマネージャーさんやまわりに関西弁の方が多く、横尾さんもよく関西弁をつかってますよ(^-^)私は可愛いなぁと思いながらテレビで観てます！ (2021年5月28日 3時) (
レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - たまに横尾さんが関西弁になってるのが多々あるので気になります。 (2021年5月28日 1時) (レス) id: 9baa58e5fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にかみつば
| 作成日時：2021年5月25日 23時
