病室の花瓶 エピクロ☆※ ページ42
カーテンから差し込む日光に、俺は目を擦る。
「やっと起きましたね。もう、11時ですよ。エピックさん。」
ベッドの横で、料理本を読みながらクロスと言う名の青年は言った。
「おぉ。もうそんな時間かBruh。」
あるときから、俺の病室に来るようになった青年。
俺と同じスケルトンだが、左目が紅く、その下に傷がある珍しい子だ。
最初は驚いたが、何時しか友達になっていた。
「ご飯、どうしますか？何か食べたいものとかあれば買ってきますけど…。」
「それならチョコチップクッキーを頼むぜBruh！」
「またですか！まぁ、いいですけど。それじゃいってきますね。」
「ほーい。」
ちなみにクロスは大事な家族が入院してるらしい。そっちに行かなくて良いのかと聞いたが、今は会えないらしい。
気の毒だよな。
かくゆう俺は、ある珍しい病院になったことで、ここで入院している。
ほとんど発症例がないから研究のためだそうだ。
かといって、食事制限があるわけでも無いし、病院の敷地内ならどこにいってもいい。
それなら帰してほしいがダメなんだとよ。
ふと、花瓶を見てみると新しい花が差してあった。
クロスは来るとき、必ず花を持ってくる。その種類はジニアや、黄色いスイセンなど様々で、俺も知らないものが多かった。
今日差してあったのは『クリスマスローズ』そう言えば、そろそろクリスマスだな。
「買ってきましたよ。エピックさん！」
「サンキュー！Bruh！」
「なぁ、クロス。お前はクリスマスどうするんだ？」
「うーん。家には誰もいないし…。あの、エピックさんの所にいてもいいですか？」
「もちろんだぜBruh！俺も言おうと思ってたんだ！」
「楽しみにしときますね。じゃあ俺はそろそろ帰ります。」
「そうか…。気を付けてな。」
「はい。さよなら。エピックさん。」
クリスマス。楽しみだな。実は俺はクロスが好きなんだ。こんなおじさんなんて嫌だろうが、当たって砕けろって言うし、クリスマスに告白しようと思う。
空にはキラキラと星が光っている。
お前らも応援してくれよ！
カーテンから差し込む朝日に、目を擦る。
横を見ると、左目が紅く、その下に傷がある珍しい青年がこの時期には珍しい、ヘレニウムを持って立っていた。
「お前さんの名前はなんて言うんだ？Bruh」
「はじめまして。エピックさん。俺の名前はクロスです。」
はじめまして。俺は笑顔でそう返した。
ラッキーカラー
あずきいろ
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フルですが何か(プロフ) - 雪猫さん» ありがとうございます。私の名は…アルセウs(( (2022年12月4日 9時) (
レス) id: 954ab8f47c (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - 控えめに言いますが、こんな神小説を作れる貴方は神ですか？ (2022年12月3日 23時) (レス) @page38 id: 2545b5943c (このIDを非表示/違反報告)
フルですが何か(プロフ) - あみさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！吐血します！ｶﾞﾊｯ (2022年8月10日 22時) (レス) id: 954ab8f47c (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - え、尊いです。神です。ありがとうございます。好きですこの作品 (2022年8月10日 22時) (レス) @page5 id: f9f5f478c6 (このIDを非表示/違反報告)
フルですが何か(プロフ) - チキンライスさん» おお！ありがとうございます！！わざわざ来てくださって嬉しいです！ (2022年6月21日 21時) (レス) id: 954ab8f47c (このIDを非表示/違反報告)
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