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『もうこれ以上は無理だ…』

水を飲んだはずなのに頭は痛いし、気持ちは悪いしで最悪だった。

ソファーで横になってもいいが、いっその事布団で横になってしまいたい…。

『いやでもな…さすがにそれは気が引けるというか…』

気持ちが悪い、しかもさっきほぼ食べ物を食べてないのに胃液を吐き続けたので喉が痛い。

『きっつい……』

とりあえず私は寂雷という人が帰ってくるまでソファーで寝ていることにした。

『寂雷という人はどこに行ってるんだろ…』

何故か意味もなくそんなことを考える。

『また迷惑…かける……』

なんというか、神宮寺寂雷という人にかなりの多大なる迷惑をかけている身としてはソファーに横になってるこの状態が心苦しく感じられる。

『寝よう、寝て忘れよう』




━━━━━━━━━━━━━━━


「起きたかい?具合はどうだい?」

目が覚めると、なんか目の前に寂雷という人がいた。

『大丈夫なので一旦離れてください…』

目の前すぎてビビったわ。

「うん、一応は大丈夫みたいだね、とりあえず夜ご飯食べられるかい?」

微妙なところだ。

寝ていたので、回復しているといえば回復しているんだろうけど、朝昼と食べられなかった身としては不安がないとはいえない。

『食べて…みます』

「無理をしないようにね」

寂雷という人はそう言うと「立てるかい?」と言って立ち上がった。

『だいじょぶ、です』

私はそう言うと昨日よりはふらつかずに歩くことが出来た。

「今日はね、知り合いの何でも屋の所に行ってたんだ。帰ってきたら君がソファーで寝ていて驚いたのだけれど…何かあったのかい?」

『あっ、と、朝ごはん食べたら気持ち悪くなってしまって…昼ごはんも一応は食べたんですが…2口位できつくなってしまって…』

私がそう言うと寂雷という人は私の頭を撫でて、心配そうな顔をした。

「今は体調は大丈夫かい?夜ご飯も無理しないでいいからね」

『はい…』

「うん、それでね今日の昼、君のお母さんにあってきたのだけど」

なにそれ聞いてない。というか昨日依頼したのにその何でも屋さん仕事はやすぎでは?

『そ、なんですか』

「もし君が良かったらだけど、これからここに住まないかい?」

いや、寂雷という人は何を言ってるんだ??

『あ…の、め、わく、じゃ…?』

「大丈夫だよ、これでも医者だ、別談そこまでお金に困っている訳でもないしね」

普通に。生きていくためには。



『おねがっ、しますっ…』

プロローグ異様に長かったなとか言わせない。→←・



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ゆっぴ(プロフ) - ありがとうございます!こんな作品を見つけて下さって褒めて下さって…感激です!亀以外更新ではありますが…これからも頑張りますね! (2020年11月27日 22時) (レス) id: 7ff6de5a8e (このIDを非表示/違反報告)
- とっっっても!!!面白かったです!!!亀更新でも大丈夫です!続き楽しみにしています! (2020年11月27日 21時) (レス) id: 652322b724 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ(プロフ) - わざわざありがとうございます!とても嬉しいです!! (2020年11月9日 16時) (レス) id: 7ff6de5a8e (このIDを非表示/違反報告)
ひょぉ!(プロフ) - ゆっぴさん!コメントやリクエストありがとうございました\(//∇//)\お話読ませていただきました!とても面白かったです(^○^) (2020年11月9日 7時) (レス) id: 0b08c3a725 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっぴ | 作成日時:2020年5月11日 20時

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