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あの後どうにかトイレを見つけることが出来たはいいが、吐き気がなかなか収まらず、ずっとトイレの所でえずいて午前中を過ごしてしまった。

ある程度吐き気が治まったので、皿の中にある嘔吐物の後片付けをして、ソファーに横になる。

なんというか、意外だ。私がこんな普通の生活が出来ていることが。

いくらきついからって昼間にソファーで横になるなんて今まで考えたことすらないし、普通の食事を温めて、食べようとする所まで行ったのも意外だ。なんというか、自分はもっと不器用だと思っていた。

『まぁ結局食べられなかったわけだけど…』

未だテーブルの上には朝食の残りが乗っている。

普通の生活というものができている自分と、このくらいの量の料理で気持ち悪くなってしまう自分とのギャップがすごく不快だ。

『気分悪い…寝よ…』

そして私はそのまま眠った。



━━━━━━━━━━━━━━━



起きた頃には時刻は14時頃で、寝すぎてしまったと思った。でもまぁ寂雷という人も適当に過ごしていろと言っていたので別にいいのか…。

『昼ごはん…食べてないよな…』

なんというか、朝ごはんも途中までしか食べてなくて、昼ごはんは食べてすらいないというのは作ってくれた寂雷という人申し訳ないという感じがある。

『食べて…みるか』

冷蔵庫の中にあった、昼ごはんと大きく書かれたものを取り出す。

温めてしまったあとで朝ごはんの残りを食べればよかったと気づいたが、まぁいいだろう。

『っ……食べれる…けどきついっ……』

どうにか1口2口は食べることが出来たが、3口目を箸ですくった時に限界を感じた。一日で二口って…ダメだろ。

だからといってここで無理やり食べて吐いてしまっては本末転倒もいいところだ。一応ここでやめておこう。

『っ……きつい…』

私はソファーに座ってずっと腕で目を隠していた。部屋を明るく照らす照明さえも私には気持ち悪さを助長させるだけのものになってしまう。

昨日の夜はそこまで食べることがきつかったわけじゃないのに…自分の体が分からない。

とりあえず水分は取った方がいいだろうと水を汲んで飲む。

『ちょっと待って、水も飲める量決まってるの…?』

水を少し飲んだところで気持ち悪くなってしまった。元々無理矢理ご飯を食べてたのもあるだろうけど、個人的に水を飲むことはさすがに出来るだろうと思っていたので正直衝撃を隠せない。

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ゆっぴ(プロフ) - ありがとうございます!こんな作品を見つけて下さって褒めて下さって…感激です!亀以外更新ではありますが…これからも頑張りますね! (2020年11月27日 22時) (レス) id: 7ff6de5a8e (このIDを非表示/違反報告)
- とっっっても!!!面白かったです!!!亀更新でも大丈夫です!続き楽しみにしています! (2020年11月27日 21時) (レス) id: 652322b724 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ(プロフ) - わざわざありがとうございます!とても嬉しいです!! (2020年11月9日 16時) (レス) id: 7ff6de5a8e (このIDを非表示/違反報告)
ひょぉ!(プロフ) - ゆっぴさん!コメントやリクエストありがとうございました\(//∇//)\お話読ませていただきました!とても面白かったです(^○^) (2020年11月9日 7時) (レス) id: 0b08c3a725 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっぴ | 作成日時:2020年5月11日 20時

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