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あなたside










あっという間に放課後になってしまった、

もちろん草川先輩にも会えてない。







あ、職員室行かないとだ。
担任から来いって言われてたんだった、めんどくさいなぁ。

そう思いつつ、仕方なく階段を降りているとまさかの告白現場に鉢合わせてしまった。




いや、ここで告らないでよ場所考えて?!?










女 『あの、草川先輩のことがずっと好きでした...!もしよかったらお付き合いしてください!』








え!?まさかの草川先輩?!

先輩、なんて返すんだろう。
てか女の子めっちゃかわいいし...









拓 『ごめん無理。俺好きな人いるし。』










えっ、先輩好きな人いるの...?

なんか、振られたわけでもないのに心の中が痛いっていうか、なんだろうこれ。











女 『ですよね笑笑 わかりました!じゃあ、わたしはこれで。』







女の子はそう言うと荷物をまとめて去っていく。









拓 『なにこそこそ聞いてんのーAちゃん』





『えっ!?!バレてました?』





拓 『バレバレだよ、てかこっから見えてるし笑』





『すみません、全然盗み聞きとかそう言うんじゃなくって!職員室に用があってですね?!』





拓 『慌てすぎだから、なんで職員室?』






『あーなんか朝遅刻しちゃってそれで居残りで資料まとめろって言われちゃって...えへへ』





拓 『ばかじゃん、仕方ないから手伝ってあげる』






『な、!ばかって!いやいやすぐ終わるし大丈夫ですよ』





拓 『いいから手伝うの!ほら行くなら早く行くよ』












そう言われ結局2人で資料をまとめることになった。

2人で教室の席に座り、丁寧にひとつずつまとめていく。







『ていうか、先輩ってモテますよね』





拓 『別にモテないよ、勝手に女子がキャーキャーしてるだけ。興味ないし、』










急にツンツンしてるーーーーーーこわい。








『な、なるほどですね。彼女さんとかもいないんですか?』





拓 『うんいないよ。』






『えーめっちゃ意外!!』






拓 『ほら、全然進んでない。口動かさないで手を動かす!』





『あ、はい!すみません!』



















今日ついてないとか思ってたけど案外ついてるのかも。

先生に少し感謝かな、笑

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作者名:ちゃ | 作成日時:2022年10月11日 0時

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