隣の席の草川くん __ 。 (ページ4)

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あなたside

遥『ちょっと遅い！！なにしてたの！』

『あーーもううるさいー！お兄ちゃんほんと過保護すぎだから！』

遥『かわいい妹がこんな時間まで帰ってこないとか当たり前でしょ！？』

こちらとてつもなく過保護なお兄ちゃん。
杉野遥亮(20)

顔も整ってるし性格もいいからすごくモテはする。らしい。

『先生に言われて資料まとめるの手伝ってただけだからー』

遥『ならよし。』

『あっ、てかお兄ちゃん！明日お弁当作ってほしい』

遥『珍しいAがお弁当だなんて』

『まぁーね。食堂人多いから避けたいのー』

遥『りょーかい任せて！Aが大好きな卵焼き作ってあげる！』

『え！やった！卵焼き！！！』

卵焼き如きで喜んでいると、スマホの通知音が鳴る。

....誰からだろう。そう思いながら確認すると追加した記憶のない草川くんからだった。

［ Takuya: ごめん急に追加して］

［ A: いや全然大丈夫だけど誰からもらったの？！］

［Takuya: 海がお前と仲良いゆみってやつにちょうだいって言ってくれた］

あーだからさっき小笠原くんからも追加されましたってきてたのか納得！

［ A: あーなるほど！よろしくね草川くん］

［ Takuya: おう、よろしく］

なんか、こんなに仲良くなれるとは思ってなかったからすごく嬉しい。

この後お兄ちゃんから何ニヤニヤしてんのーって質問攻めされたのは内緒。