運命 #1 (49) ページ7
2005年10月24日
たけみっちの東卍加入から4日。
僕は新隊員武道への説明のため放課後に、大溝中へとやってきた
校舎から出てくるたくさんの生徒達に逆らって下駄箱へと歩く
溝中の制服ではない僕が歩いていると目立つのか、
たくさんの視線を感じるけれどこれも慣れたものだ
スリッパを拝借して、以前の記憶を頼りにたけみっちの教室を目指す。
目的の場所へ近づくと教室から話し声が聞こえてくる。
開いているドアから中を覗けば、
武道と千堂君、タクヤ君、マコト君、山岸君の姿
山岸 「しょうがねぇなぁ!説明してやるよ」
そう言って立ち上がった山岸くんは黒板へ歩いていき、チョークを手に取り何かを書き始めた。
貴方 「(説明?)」
僕はみんなに気づかれないように教室の中に入り
机の陰に隠れて聞き耳を立てた。
山岸 「東京卍會略して東卍は、総長マイキー君に副総長ドラケン君、総長代理にAさん。その下に五つの部隊、それぞれに20人くらいの構成員。計100人から成る巨大暴走族なんだ」
武道 「ここまで分かってるな?」
武道 「へー知らなかった」
山岸 「マジで?オマエそれでも不良?」
貴方 「(笑)」
五人衆 「え?」
貴方 「あぁ、ごめんね盗み聞きするつもりは、無かったんだけど、山岸君の話が凄くてね」
山岸 「あ....ありがとうございます」
貴方 「あ、離し続けて良いよ」
山岸 「参番隊副隊長だったぺーやんは弐番隊に入って新しく参番隊の隊長に元愛美愛主の稀咲がなった」
山岸 「愛美愛主は長内のS63組と稀咲のH2組で割れて、稀咲率いるH2組が東卍に入った事で、東卍は100人から150人に一気に増えたらしい」
山岸 「稀咲が参番隊の隊長になった事で参番隊がいちばん大きな隊となった」
山岸 「愛美愛主のS63組とH1組をまとめたのが半間で、その半間が芭流覇羅を作り、その構成員は300人いる事」
山岸 「半間は仮の総長で総長不在のチーム、“首のない天使”と呼ばれている」
山岸 「元愛美愛主以外の反東卍勢力をまとめたのが芭流覇羅No.3の羽宮一虎だ」
貴方 「!!(一虎が出所したって事..?)」
ガラガラガラッ
すると、突然後ろのドアが開いた。
?? 「あれ?もしかしてもう学校って終わってる?」
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作者名:霞蓮 | 作成日時:2022年12月15日 18時