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花垣 「…って!!いってー…」
花垣 「……!?え?」
マイキー 「気づいた?」
花垣 「マ、マイキー君?と、A?」
貴方 「武道、大丈夫?」
驚いて固まっているたけみっちにマイキーが聞く。
マイキー 「たけみっち、稀咲気に入らない?」
花垣 「…え!?いや…その…」
マイキー 「組織をでかくするのはしんどいね。新しい風入れたら出ていっちゃう奴もいる」
貴方 「...」
マイキー 「夢への道は遠いな」
そう言ってマイキーは空を見上げた。
不良の時代を創る
東卍を日本一のチームにする
それを成し遂げる時、場地も東卍にマイキーのそばにいて欲しい
マイキー 「頼みがあるんだ。たけみっち」
そう切り出したマイキーは場地の話をはじめた
マイキー 「オレ、幼馴染がいてさ」
花垣 「Aも、ですか?」
マイキー 「うん。楓菜もそう」
マイキー 「アイツは、ただ家が近所ってだけで、別に仲良くはなかった」
マイキー 「しょっちゅう喧嘩ふっかけてきてさー、その度にボコボコにしてやった」
花垣 「マイキー君に何度も喧嘩売るなんて、とんだおバカさん…」
貴方 「確かにアイツはバカだな(ダブってもんなぁ)」
マイキー 「うん。それがさっきオマエのこと殴った奴」
花垣 「ふたりに殴られたんすけど…どっちすか?」
マイキー 「壱番隊隊長、場地圭介」
マイキー 「何考えてっか分かんねぇだろ?アイツ」
花垣 「はい…なんで殴られたのかも分かんないっす」
貴方 「昔っからそうなんだよ。眠いってだけですれ違った奴殴るし、腹減ったら車に火つけちゃうし」
花垣 「へ、へぇー…」
マイキー 「とにかく、あんな奴でさ。東卍の創設メンバーなんだ」
花垣 「…創設メンバー?」
マイキー 「東卍はさ、中一のときオレと、ドラケン、A、三ツ谷、パーちん、場地、……」
花垣 「…その6人で?」
マイキー 「…あぁ」
貴方 「...」
マイキー 「こいつらが集まって旗上げしたチームなんだ」
花垣 「…」
マイキー 「たけみっち。場地を芭流覇羅から連れ戻してくれ。オレ、あいつのこと大好きなんだ」
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作者名:霞蓮 | 作成日時:2022年12月15日 18時