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投げ飛ばされていちばん下まで追いやられた場地に、その間に飛び込んできたのは
場地 「千冬…?なんのマネだ?どけよ、千冬ぅぅ!」
松野 「場地さん、ダメっスよ!今ここで稀咲をやるのは、マイキー君を裏切る事です!」
松野 「東卍の為に稀咲をやるなら、今じゃない」
ガンッ!
松野 「いい気になんなよ、千冬。てめぇを俺の横に置いたのは喧嘩の腕を買っただけ、てめぇの考えなんてどーでもいーんだよ」
その言葉を聞いた千冬の叫びが響き渡る。
松野 「俺は壱番隊副隊長!!場地さんを守る為にここにいる!!」
松野 「どうしてもこの先に行くなら、俺も容赦しねぇぞ!」
千冬のその言葉に場地は
場地 「やってみろ。」
と言って10秒の時間を与えたが、千冬は動かない。
動こうとしない千冬を横目に、
再び稀咲の元へ向かおうとした場地の横から何かが突っ込んでくる。
花垣 「うぉぉぉぉー!」
武道だ。
花垣 「場地君を守るんだ、千冬!一緒に場地君止めんぞ!」
それでも千冬は動こうとしなかった。
そして、涙を流して言った。
松野 「駄目だ、たけみっち。俺は場地さんを…殴れねぇ」
花垣 「は!?何言ってんだよ千冬…!!」
花垣 「オレ一人でも守らないと!!」
花垣 「(……ん?)あれ?場地君を殺すのって、稀咲じゃなくて一虎君じゃ…」
花垣 「(一虎君が…いない…!!?)」
羽宮 「死ね、場地」
武道に体当たりされる一虎
突き飛ばされた一虎の手には
血のついたナイフが握られていた
花垣 「場地君!!大丈夫っスか!?」
場地 「カスリ傷だ、助かったぜタケミチ」
松野 「一虎ぁぁ、テメー何してくれてんだコラ!!」
羽宮 「………」
花垣 「……生きてくれてよかった」
場地 「あ?何言ってんだテメー、オレは稀咲を殺る!!黙って見とけタケミチ!」
花垣 「メチャクチャだ!!」
花垣 「オレは東卍のトップになる為に、稀咲を潰す!!…千冬!!」
場地 「オマエラも稀咲を?」
花垣 「一緒に戦わさせてください!」
ガッ
ゴッ
場地 「邪魔すんな」
花垣 「なんで…一人でやる必要ないじゃないですか!!」
松野 「場地さん…」
場地 「マイキーを頼む」
松野 「何焦ってんだよ…場地さん」
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作者名:霞蓮 | 作成日時:2022年12月15日 18時