前寮長はイカれたウサギでした ３【ツイステ】

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「やっほ〜トビウオくん」

「おはようございますAさん」


『わお驚いた。大きなウツボたちに囲まれてしまったようだ』






Aが表情を変えず少し目線を上に向けると、そこにはリーチ兄弟が立っていた。







『私に何か用かな？』


「大した用事ではないのですよ」

「トビウオくんってさー、あの１年と仲良いよね〜」






フロイドはそう言って、まだ視界に入るほどの距離にいるジャックとユウの方を見た。






『まぁね。私のお気に入りの愛玩(アリス)たちさ』


「そうでしたか。なら是非、今度皆さんでモストロ・ラウンジに遊びにいらしてください。

アズールもきっと喜びます」


『ウフフ。そう言ってくれると有難いよ。

ところで……まさかとは思うけれど、あの子たちを騙くらかそうだなんて思っていないよね？』







Aがそう言えば、リーチ兄弟は一瞬だけ真顔になる。

だがすぐに元の表情に戻った。







「まさか。そんなこと考えてなどいませんよ」

「そーそー。オレたちぃ、初めての後輩たちと仲良くなりたいだけだも〜ん」


『そうかい。それはすまないね誤解をして。

まぁ精々、馬に蹴られないよう気を付けておくれ。

……いや、馬に踏まれるだったかな？まぁどっちでもいいね。


ハハハ！じゃあね！』







Aはそう言うとその場を立ち去って行った。







「あ、行っちゃった」

「もう少しお話したかったのですが、仕方がありませんね。

昼食時、直接お話に行きましょう」

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