前寮長はイカれたウサギでした ２【ツイステ】

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「このバリア、Aの防衛魔法だよねっ……。

それに、トレイの『ドゥードゥル・スート』？えっ……どういうこと？」


「魔法封じの首輪が外れたんだゾ！」






グリムやエースたちの首元を見れば、魔法封じの首輪が外れていた。






「言っただろ。俺の『ドゥードゥル・スート』は少しの間だけならどんな要素も上書きできる。

だから……”リドルの魔法”を”俺の魔法”で上書きした」


「うっそ……。そんなんあり！？チートじゃん！」


『ウフフ、やっぱり君の魔法は大したものだ。

君を見込んで副寮長に就任した私の目に一切の狂いはなかったね』






Aはそう言うと後ろに振り返った。







『アリスたち。そのバリアから決して出ないようにね。

トレイの魔法の効力も持って数分。私達が事態を収拾するから安心するといい。

その中にいれば、安全だ』


「ちょっ、先輩っ！？」







Aはリドルの方に向き直り、エースたちに背を向けた。

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