前寮長はイカれたウサギでした ２【ツイステ】

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「さてと……次はオクタヴィネル寮。けーくんチェック的には２年のジェイド＆フロイド・リーチ兄弟に要注意。

連携攻撃が強力で、対戦相手の寮が手を焼いていたと情報アリ」


『おぉ！丁度あそこにいるね！』







茂み裏から見てみれば、そこには目当てのリーチ兄弟がいた。






「わっ！まるきり同じ顔が２人いるんだゾ」


「つか……あの２人、周りの生徒が小さく見えるくらいスゲー背がデカくない？」






遠目からでもわかるほどの身長の高さに圧倒されている１年生たち。






「ヒョロヒョロしてるけど、ノッポで強そうなんだゾ」

「じゃあ、あの２人をマークしますか？」






そう言えば、今度はリドルが渋る。






「う〜ん。ボクが犯人なら、彼らを狙うのは最後にするよ。

あの２人……特にフロイドの方はあまり近づきたくない」


「あ〜〜〜〜〜、金魚ちゃんだ〜〜〜！」






突然背後から軽薄な声がしてリドルはバッと後ろを振り返る。






「うっ！見つかった！」


「なんでここにいるってわかったんだ？」

「そんなの知るワケ……あ」





エースはAの長い耳が茂みを突き抜けていることに気付き、Aの耳を即座に倒した。







「先輩耳デカいんスから気をつけてくんないとっ……！」


『おや。ハハハ！これは失敬！すまないねおチビちゃん！』






リドルは何か言いたげだったが、すぐそこにフロイドが来ていたので何も言わなかった。

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