前寮長はイカれたウサギでした ２【ツイステ】

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「それで、話は戻るけど、犯人を捕まえるためにはこちらが先手を打つしかないと思う」


「先手を打つったってどうするんだゾ？」


「例えば、次に狙われそうな生徒に当たりをつけてボクらでこっそり警護する。

事件が起こったら、すみやかに生徒を保護。

そして周囲の捜索と犯人の追跡を行う」


「張り込み作戦ですね」


『よくわかっているじゃないか！なんて賢いアリスだ！』






Aは犬を撫でるようにユウの頭をわしゃわしゃとかき乱す。

ユウもやられっぱなし状態になっていた。






「そ、それで次に狙われそうな生徒っていうのはっ？」


『そう！実は選手候補の中でも「この子は狙われそうだ！」という生徒何人かにもう目をつけてあるのさ！

ケイトがね！』


「アンタじゃないんかい」







エースは呆れ顔でそうツッコミを入れる。






「マジカメのメッセで情報共有するからグループ作るね。グループ専用のアルバム、見ておいて」






ケイトがそう言うと、マジカメのメッセに情報が通達される。






「ダイヤモンド先輩、これ、スゴい情報量っすね」


「ま〜ね♪んじゃ、早速ターゲット候補を見に行ってみよっか」


『さぁ！いざ出発だ！』







Aはまるで遠足に行くかのような足取りで寮を出た。

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