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リドルside＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あの一件から、ボクはずっと考えていた。
ボクが暴走したことで、色んな人に迷惑がかかってしまった。
この人が寮長であり続けていたら、こんな事態は起こらなかったのかもしれない。
だからボクは、この人に寮長の席を返す決断に至った。
「Aさん。貴方に、寮長の座をお返しします」
『え、ヤだよ』
「へ？」
まさかのノータイムで拒否されるとは思わず、自分でも聞いた事が無いほどの間抜けな声が出た。
「なっ……どうしてっ」
『逆になぜ返す？』
その問いにボクは一瞬言葉を詰まらせた。
「それは……貴方のほうが、適任だからです」
『厳格な精神に基づくハーツラビュルの寮長に？私が？
ハハハーハハ！みんな聞いたかい？私がこの寮の寮長に相応しいんだってさ！』
「「ないない」」
寮生達は正直にそう言い放つ。
『とまぁ、そういうことさ。その王冠は、君が被り続けているといい。
それに、その着られている感満載の寮服姿も、しばらく眺めていたいしね♪』
「！あ、あなたという人は……っ！」
『ウフフ、首をはねるかい？』
「やっぱり貴方はどこかいい加減な人だ。
……でも、時には貴方のようないい加減さも必要だとわかりました。
ありがとうございます」
『では私は君のお手本になれたということかな！』
「反面教師の間違いですよ。では」
やっぱりあの人はどうかしてる。
寮長の座をこうもあっさりと捨てられるなんて……。
「よかったな、リドル」
「トレイ……。君の言うとおり、あの人はイカれてるよ」
「はは、だから言っただろ？」
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抹茶タピオカ2号 - とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2021年2月25日 0時) (
レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
よる - とても面白かったです！ (2021年2月24日 18時) (レス) id: 13ad1f4f4d (このIDを非表示/違反報告)
ユイカ(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品とても面白くて大好きです！これからも更新楽しみにしているので頑張ってください。応援しています！ (2021年2月24日 7時) (レス) id: b470749ec2 (このIDを非表示/違反報告)
もぐヤギ(プロフ) - 初コメ失礼します！！！前回の話も読ませていただきました、とても面白く主もいいキャラしてんなぁ〜などと思いながら楽しませて頂いておりますm(*_ _)m更新頑張って下さいませ……！！！陰ながら応援させて頂きます！！！ (2021年2月24日 2時) (レス) id: f3a49dcc01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2021年2月24日 0時
