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『サマーライブ』が終わると、Aたちは早々にその場を解散した。
英智とあんずは、『Eve』の二人を見送るために、『Trickstar』と一緒に駅までついていった。
Aと零は、そのまま家への帰り道を歩いていた。
「今日の晩ご飯はなにかや？」
『冷やし中華かな。暑いし、簡単にできるし……』
そんな話をしながら歩いていると、朔間邸宅の前に到着する。
『お邪魔しま〜す』
「あ、お姉ちゃんだ〜」
Aの声を聞いて、凛月がリビングの扉から顔を出した。
「今日はお姉ちゃんが夕飯作ってくれる日だっけ？
ま〜くんも来る？」
『さぁ……今日は『サマーライブ』でバタバタしてたし、帰るのは夜とかになるかもしれないよ』
「ふぅん、残念」
凛月はそう言うと、欠伸をしながらリビングに戻っていきソファに寝転がる。
「ふあぁ〜……我輩も陽射しを浴びすぎたせいで疲れてしまったのう」
『寝てていいよ。晩ご飯が出来たら起こしてあげるから』
「すまんのう。部屋におるから、何かあれば必ず言うのじゃよ」
零はそう言うと、欠伸をしながら自室へ戻っていった。
『……あ。材料あるか確かめないと』
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2023年1月6日 13時
