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「う〜ん、その自信はどこから湧いてくるんだろうねぇ。
……なるほど、予想するに、これはAの入れ知恵かな？」
「な、なんのことだ？我々、正義の味方が、生徒会のプロデューサーと手を組むわけがないだろう！」
「嘘が下手だね君は。もっと上手く誤魔化してあげないと、Aが可哀想だよ」
『私の心配をしてる場合？英智くん』
近くにいたのか、Aが舞台袖から出てきた。
「やぁAさん、彼らは君が連れて来たのかい？」
『たまたまここに来る途中で彼らと会って、君たちと戦いたいって言うから案内してあげただけだけど？
優勝候補でもある『fine』と、学院内でも有数の強大な『ユニット』である『流星隊』の対決。
噂は広まってるみたいで、すでにお客さんもいっぱい見に来てくれてるわよ。
事実上の決勝戦だ、ってね……♪
どうする？英智くんは体力温存のために決勝戦までは出ないって聞いたけど？』
良い笑顔で英智と微笑みあう姿に、『流星隊』の１年生たちが圧倒されている。
「なるほどね。ここにきて君の裏切りが始まるとは思わなかったよ。
腕をあげたね。幼なじみの影響かい？」
『裏切りや陰謀なんてものは、芸能界では日常茶飯事なんでしょ？』
「ふふっ、そのやる気を僕と付き合ってた頃に出してくれていたらね……。
あの写真がどうなってもいいのかい？」
英智の発言にAは焦るどころか、余裕綽々な様子で笑いかける。
『写真って、これのこと？』
Aの手には、英智が脅しの材料として握っていた隠し撮り写真が握られていた。
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2022年9月14日 1時
