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「そういうことなら、参加してもいいよ。
「学院祭」は一般客も大勢くるからね。かわいい女の子と知り合う機会だし♪」
「『S1』や『DDD』じゃ食い足りなかったからな。
いいぜ、今度こそギッタギタのメッタメタにしてやる……！」
「「学院祭」とはそのように危険をはらんだものだったか……？」
全員が「学院祭」に向けやる気を見せ始めたところで、羽風が重要な話題を零に振る。
「ていうか。朔間さんがそこまで言うからには、「出し物」は決まってるってことでオーケー？」
「それなんじゃが、まだ決まっておらん。
薫くんも含めた全員で話し合って決めようと思っていたからのう。
何かいい案があるのなら、遠慮無く申し出てくれて構わぬぞ。我輩はどんな意見でも耳を傾けると約束しよう……♪
因みに、「出し物」が決まった際などは、ここにいるAが準備などを手伝ってくれる。
外部講師であるAは、「学院祭」ではやることがないと言うのでな」
『よろしくお願いしますね♪』
「いいのだろうか？プロの『プロデューサー』の力など借りてしまって……」
「ありがてぇ話ではあるけどよ。そんなことしたら、他のやつらから「ズル」だって言われんじゃねぇのか？」
「くっくっく、何を言うか。「学院祭」の規定には『外部の者に手を借りてはならぬ』などと言う文言はない。
こういうものは見つけたもの……早いもの勝ちじゃよ♪」
「へぇ〜、Aさんが……。ならさ、俺に良い案があるんだけど」
一番乗り気ではなかった羽風が、一番に手をあげたことに驚きつつも零は羽風の案に耳を傾ける。
「ほう。考えてはみたものの、何の案も浮かばずに困っておったところじゃ。
薫くんからの申し出はありがたい。して、どのような案なのじゃ？」
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2022年9月14日 1時
