干からびてしまう前に【ヒロアカ】 (ページ15)

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「な…今確かに、使おうって……」

「個性を消した」

絶望の表情の緑谷に、髪を逆立てながら近づく相澤。

「つくづぐあの入試は…合理性に欠くよ。

おまえのような奴でも入学出来てしまう」

「消した…！！あのゴーグル…そうか……！

視ただけで人の個性を抹消する個性！！抹消ヒーロー、イレイザーヘッド！！！」

緑谷が相澤を見てそう声をあげた。

『イレイザー……？消しゴム？

僕知らないなぁ……』

「名前だけは見たことある！アングラ系ヒーローだよ！」

皆がヒソヒソと話している間に、相澤と緑谷は何かを話している様子だった。

相澤の首元の紐のようなものが緑谷を捕まえ引き寄せているせいで話している内容までは聞こえない。

「指導を受けていたようだが」

「除籍宣告だろ」

そして再び緑谷がボールを投げることに。

腕を振り上げ、ボールを投げた瞬間、とてつもない衝撃がその場に走った。

ボールは空高く飛んでいき、最早どこまで飛んだか見えない。

結果は爆豪と同じ、７０５ｍを超えていた。