性悪な孫が可愛い ７【ツイステ】

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「……おや、もうすぐ３時だ。

もう少し勉強をしたら休憩をとりましょう」






時計を見ながらアズールはそう言う。






「お茶を準備してきましょうか？」

「いえ、僕が準備しましょう。一番課題が進んでいますので」






アズールがそう言って席を立つと、ジャミルも同じように席を立った。







「俺も手伝おう。丁度Aにも教え終わったところだしな」







Aの方を見ると、グリムとユウの所に戻って一緒にやっていた。







「それは助かります。

では行きましょうか。ジャミルさん」







そう言うとアズールとジャミルは談話室を出て行った。







「……行ったね」

「本当にアズール一人に任せてよかったのか？」

『うるさいな。お前達はまず自分たちの課題の心配でもしてなよ』






Aはそう言うと、その場を立ち上がった。







「おやAさん、どちらへ？」

『お手洗い』


「それはそれは……。

僕がついていってあげましょうか？」

『必要ない！！』

「そう仰らず」

『着いてくんな！！』







Aとジェイドのやり取りを見てスカラビア寮生達は微笑ましそうに見ていた。







「言動は生意気だけど、やっぱりちょっと幼くて可愛いヤツだよな〜」

「あっはっは！お前ら仲良いなぁ！」


『あぁもうっ……！お前なんか雷に打たれて海の藻屑になればいいのにっ』

「最近の子は口が悪いですねぇ。

親の顔が見てみたいです。……あ、これ皮肉じゃありませんよ？」







いつも仮面をして素顔を隠している学園長のことを言っているのだろう。


小声で悪態を吐きながら、ニコニコしているジェイドを尻目で睨みながら談話室を出て行った。

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