性悪な孫が可愛い ７【ツイステ】

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「毎年同じ顔に囲まれてターキーをつつくのにも飽きてきたところです。

それに、Aさんに万が一のことがあっては大変ですからね。

駒は多い方がいいのでは？」






アズールの言葉にAはピクリと反応する。







「ちょっと待ちなよ、アズちゃん。

それはつまり、俺だけじゃ役不足だって言いたいのか？」







エリックがアズールにすかさず噛みつく。







「エリックさんは確かに技術面では大変優秀です。

ですが……貴方が補習の間、誰がAさんを守るので？」

「うぐっ……！？」







エリックは自分が補習であることをすっかり忘れていたのか、痛いところを突かれ撃沈した。







「クソッ……！俺が馬鹿なばっかりにっ……！

このままではA様に呆れられてしまう……！！」

『安心しろ。お前の頭の悪さにはとっくに呆れてる』






Aがそう言えばエリックは「え”」と言ったきりショックで固まってしまっていた。







『確かにお前の言う通り、使える駒は多い方がいい。

……見返りは何？』

「いえいえそんな！見返りだなんて……。

僕はただ、困っている人を見過ごせない性分なだけですから」







アズールの笑みに不審感を抱いていたが、今はそういうことにして話を進めた。

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