桃髪キャラにろくなヤツはいない【ツイステ】 (ページ9)

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『あっれ？君昼間の１年じゃん』

「あ！アンタ！オレに大釜ぶつけてきた女！

あの後颯爽と逃げやがって！」

『あははっ、めんごめんご～。

てか１年、名前は？』

「エース・トラッポラだけど……」

エースは不服そうな顔をしてそう答える。

『ふぅん。つか、タルト盗み食いして首はねられるとか超ウケんね』

Aはそう言いながらカップ麺に使うお湯を沸かし始める。

すると横からお腹の鳴る音が聞こえてきてそっちに目線を向けると、エースが物欲しそうにラーメンを見ているのに気付く。

『めっちゃ見てくんじゃん』

「し、仕方が無いだろ！こっちは夕飯食い損ねたんだからっ……」

『食べたい？』

「……くれんの？」

Aは黙ってエースの前にラーメンを置いた。

「マジ！あざーっす！」

エースはそう言ってラーメンを食べ始めた。

その時、Aは不適な笑みを浮かべながら口を開いた。

『それ食べたから、今度買い物付き合ってね』

「ぶふぉっっっ！？；」

エースは思わずラーメンを啜りながらむせてしまう。

「ゲホッゲホッ！は、はぁ！？食べてから言うのはズリィだろ！？」

『んじゃそういうことだから、バイバーイ♪』

Aはそう言うとキッチンを出て部屋に戻って行ってしまった。

「なっ！……あーもう！どいつもこいつも、ろくなヤツいねーし！

もーいい！これ食ったらこんな寮出てってやる！」