笑顔の裏の裏の裏【ツイステ】 (ページ14)

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「ひぃ、はぁ……」

「はぁ、はぁ……うっそだろ……１点も入れらんねー」

「なんて隙のないフォーメーションだ……」

「レオナくん……昔から天才司令塔って言われてただけあるね。

ちょっとこのメンツじゃ太刀打ちできねーわ……っ」

ケイトたちは地面に伏しながら息を切らす。

それとは正反対に、レオナたちサバナクローは息一つ乱れていない様子だった。

「おら、どうしたァ？もう終わりか？」

「シシシッ！さっきの威勢の良さはどうしたんスか？」

「ほら、立てよ草食動物とも。もうワンゲームといこうぜ」

レオナがそう言って近づいて行くと、見ていたユウが声をあげる。

「もうやめてください！」

「なにしてんスか、あんたら」

ユウの言葉に重ねてその場に現れたのは、ジャックだった。

「ん？縄張りに踏み込んだ奴らとちょっと遊んでやってるだけだろ」

「初心者いたぶってなにが楽しいんスか」

「なーにぃ？ジャックくん。正義のヒーローみたいでカッコイイッスねぇ。シシシッ！」

「俺はただ、みっともなくて見てられねえって言ってるだけっす」

レオナとラギーに向け、ジャックははっきりとそう告げる。

「……。はっ、しらけること言うぜ」