前寮長はイカれたウサギでした【ツイステ】

３　本編 ページ3

「＿＿＿さ、これで入学式と寮分けは終わりかな？

いいかい？新入生たち、ハーツラビュル寮ではボクが法律(ルール)だ。

逆らう者は首をはねてやるからそのつもりで」






ハーツラビュル寮、現寮長のリドル・ローズハートが新入生たちに向けそう言い放つ。


新入生たちの後ろには、入学式に参加している在校生たちが見守っている。


その中に、大きく長い耳を立て興味津々にその様子を見ている者がいた。






『見てごらんよトレイ。おチビちゃん、すっごく頑張ってるよ！』


「お前はさっきからリドルしか見てないな……；」






副寮長のトレイ・クローバーは、そんなAを見て苦笑いを浮かべる。






『そんなことないさ。ちゃんと我が寮に入る１年生たちも見ているよ。

けどダメだ。私の興味を示す子はまだいないみたいだ』






その時、学園長、ディア・クロウリーが、１人の人間と１匹のモンスターを連れ鏡の間に戻って来た。


その瞬間、Aはその２人に目を奪われる。






『ウフフ……面白そうなのみーつけた……♪』

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