238……Ki ページ47
「それで？」
「んで急に、宏くんてチャラいの？とか聞いてきてさ。マジ焦ったんだって。」
「ふはははっ！やるな、Aちゃん。」
「いやマジで、Aちゃん怒らすと怖ぇーんだって。震えっから。」
「いやー想像できないわ。あんな可憐なAちゃんが怒るとか。キャラにないわ。」
「……だろうな。」
Aちゃんと会った数日後、仕事で会った横尾さんに週刊誌の件はどうなったか聞かれてちょっと色々話してて。
その流れでチャラいと言われたことを言えば横尾さんはデカい口開けて笑った。
Aちゃん怒らすと静かに責めてくる感じがマジ怖いんだけど、あとからそれがジワジワ興奮に変わってゾクゾクするからタチが悪い。
きっと他の誰も知ることの出来ない、俺だけが知ってるAちゃんの顔。
「それで今日のミッちゃんはご機嫌な訳か。」
「横尾さんと違って俺はいつもご機嫌っしょ？」
「よく言うわ。朝のミッちゃんめっちゃ機嫌悪いから。」
……否定できないっす。
収録の時間になってぞろぞろとメンバーと一緒に楽屋を出てスタジオまで歩いてると、廊下でばったりえりなちゃんと会った。
「あ、北山さんだぁ！」
「おー。」
「んふふっ、えりなたちまた撮られちゃいましたね？」
「もう参っちゃうわ。何度もそっちにも迷惑かけて悪いね。」
「会社の人にまだ付き合ってたのか？って言われちゃいましたぁ。もうやだぁ。」
やだぁって言うわりには、クソ笑顔だぞ？
こういうのはリアルに怖いやつ。
「あーっ！こんなところでミツが密会してるー！」
もう1人リアルに怖いのが来たぜ。
「密会じゃねーわ。あんなん捏造だわ、捏造っ！」
「けど2度目じゃん。あーやーしー！」
「うっさい。おまえは黙ってろ。」
「Aちゃんにチクってやろー！」
「おまっ、絶対やめろ！それだけはやめろ！いいな？」
「きゃはっ！マジに焦ってんじゃん。」
「あのー。Aちゃんて、誰ですかぁ？」
って、俺らの会話を聞いていたえりなちゃんが首を傾げながら聞いてきた。
「ミツの本命の彼女！」
「おいっ。」
「残念だけど豊島さんは浮気相手っぽいよ？」
「はあ？友だちだっつの！誤解させるようなこと言うな、バカ！ごめんな、こいつが変なこと言って。」
「んじゃ、そういうことだからまたねー！ミツ、行くよ！」
「え、あのっ……！」
困惑するえりなちゃんを置き去りに、何故か俺がニカに引っ張られてんだけどなんでだよ。
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にかみつば(プロフ) - ユルさん» 初めまして。この小説の続きへ、のことでしょうか？途中で話が浮かばなくなり連載が止まってしまうのが嫌で書き溜めています。その為この表示は消すことは出来ず非公開と表示されます。ご迷惑をお掛けしてしまいごめんなさい。毎回読んで下さりありがとうございます。 (2020年12月6日 23時) (
レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ユル(プロフ) - 毎回、この続きになってるのって直せないんですか？？ (2020年12月6日 22時) (レス) id: 61516ddbf3 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - このみ (2020年11月11日 8時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - azazさん» こちらこそありがとうございます☆ (2020年11月1日 23時) (レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
azaz(プロフ) - お返事ありがとうございます☆ (2020年11月1日 22時) (レス) id: 793aa0ec34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にかみつば
| 作成日時：2020年9月16日 9時
