220……Ki ページ29
「そうか、そうか。ココおいで、座んなー。」
「んふふ。お邪魔しまーす。」
修さんが空いてる自分の隣の席に呼ぶと、ちょこんと座って俺のことを見てきた。
「お久しぶりです、北山さんっ。前はえりなのせいで迷惑かけちゃってすみませんでしたぁ……。」
「あぁ。別にあれはえりなちゃんのせいじゃないし、いいって。」
「でもえりな、申し訳なくてぇ……。」
えりなちゃんとは撮られたあの日以来会うことはなく、一度そのことでメッセージのやり取りを交わしたくらいだった。
「そうじゃん！そういえば2人、撮られてたよなぁ。俺らもいたっつーのに。」
「やっぱあれって、あの日だよな？なんか2人だけみたいに書かれてたけどさ、俺と升田が先に帰ったやつだろ？」
「そーっすよぉ。あれから暫く自宅張られてて、俺、だいぶ引き篭ってましたからね。散々っすよ。」
あん時はAちゃんに会えなくて辛かったなぁ。
なんだか、すげぇ昔のことに感じるわ。
「えりなも事務所の人に怒られちゃってぇ、いっぱい泣いちゃいましたぁ……。」
「マジで？可哀想に。呼んでくれたらすぐ飛んで行ったのにー。」
うわ、修さんならマジで行きそうで怖いっすよ。
飲みながら俺は、あんな目に合うのはもう懲り懲りだし、今日は一足先に帰るかなぁなんて考えていた。
「北山さん、飲んでますぅ？」
考え事してひとりぽけーっとしていたせいか、えりなちゃんが俺の顔を覗き込んできた。
「んあ？飲んでるよー。いい感じになってきたかも。」
「そうですかぁ？北山さんて、全然顔に出ないんですねぇ。」
言いながら顔をあげるとテーブルの上に両腕置いて、その上に胸乗っけちゃってるけど、それってもしかして俺に見せつけてる感じ？
正面に座ってるから開襟された胸元から谷間が丸見えだし、Tシャツの下が赤い下着なのも透けて見えちゃってるけど、そういうの気にしないタイプ？
Aちゃんと殆ど変わらない年齢なのに、こうも違うのかと呆れてしまう。
俺ってやっぱり、Aちゃんと付き合うようになって変わったよなぁと思う。
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にかみつば(プロフ) - ユルさん» 初めまして。この小説の続きへ、のことでしょうか？途中で話が浮かばなくなり連載が止まってしまうのが嫌で書き溜めています。その為この表示は消すことは出来ず非公開と表示されます。ご迷惑をお掛けしてしまいごめんなさい。毎回読んで下さりありがとうございます。 (2020年12月6日 23時) (
レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ユル(プロフ) - 毎回、この続きになってるのって直せないんですか？？ (2020年12月6日 22時) (レス) id: 61516ddbf3 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - このみ (2020年11月11日 8時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - azazさん» こちらこそありがとうございます☆ (2020年11月1日 23時) (レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
azaz(プロフ) - お返事ありがとうございます☆ (2020年11月1日 22時) (レス) id: 793aa0ec34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にかみつば
| 作成日時：2020年9月16日 9時
