203……Ki・ ページ12
「第3位、北山 宏光！」
あぁ、とうとう出ちまったか。
ブサイクでもないし超カッコイイでもない3位って、どうなんだろうな。
一番中途半端だし、悪ふざけもカッコつけもできてない感じが、より一層リアル感増してないか……？
はぁ……
今更何言っても無駄だし、隣で大人しくテレビを観ることにした。
「マイコぉー。」
……って、なんだ？これ。
公開処刑か？
めっちゃ恥ずいんですけど。
「あ……」
「え、」
えっ、なに？
あっ、てなに！？
めっちゃ怖い。
「……宏くんて隣に呼ぶ時、ポンポンてやるよね。」
「そ、そうかな？」
こ、怖い。怖すぎる。
「……宏くんの声、すっごく甘い。」
「んなことないっしょ！？」
「……こんなこと言われたら、落ちちゃうよね。」
Aちゃんの攻め方が怖い。
ちびりそうなぐらい怖い。
Aちゃん怒らせたら絶対ダメなやつだ。
こういうタイプが一番怖ぇぇ。
「あっ………」
あぁ、キスしちゃった。
つーかコレ、マジでされたんだよな。思い出したらムカついてきたわ。
Aちゃんの顔が見れない。
どうするべき？
俺から話すべきか？
Aちゃんがなにか言うまで待つべきか？
わかんねぇ。
「……Aちゃん。」
沈黙に耐えられなくなってAちゃんを呼んでみたけど、失敗したかな。
「………宏くん、抱っこぉ。」
「いいよ、おいで。……よしょ。」
Aちゃんが俺を求めてくれて、心底ほっとした。
「Aちゃん、嫌な気持ちにさせてごめんね。」
背中に手を回してそっと抱きしめると、Aちゃんも俺の首に腕を巻きつけてきた。
「私のこと、好き？」
「大好きだよ。」
「元カノよりも？」
「あっ当たり前じゃん！！Aちゃんしか好きじゃないよ？」
なんでそんなこと聞くの……
思い出させちゃった……？
「俺は世界で一番Aちゃんが好きだよ。」
「本当……？」
「本当。」
「あのマイコちゃんのこと、好きになってない？」
「なるわけないでしょ？俺はAちゃんのモノでしょ？」
「うん……。じゃあ、マイコちゃんより甘いキスしてぇ？」
なんだ、そのお強請りは。
めちゃくちゃ可愛いじゃねえかっ！
「Aちゃんは俺の彼女だから、特別にもっと凄いのしてあげる。ベッド行こっ。」
次のページは甘いお話★です。
続きは、ひみつな恋…LOVEの “13回目” へ
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にかみつば(プロフ) - ユルさん» 初めまして。この小説の続きへ、のことでしょうか？途中で話が浮かばなくなり連載が止まってしまうのが嫌で書き溜めています。その為この表示は消すことは出来ず非公開と表示されます。ご迷惑をお掛けしてしまいごめんなさい。毎回読んで下さりありがとうございます。 (2020年12月6日 23時) (
レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ユル(プロフ) - 毎回、この続きになってるのって直せないんですか？？ (2020年12月6日 22時) (レス) id: 61516ddbf3 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - このみ (2020年11月11日 8時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - azazさん» こちらこそありがとうございます☆ (2020年11月1日 23時) (レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
azaz(プロフ) - お返事ありがとうございます☆ (2020年11月1日 22時) (レス) id: 793aa0ec34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にかみつば
| 作成日時：2020年9月16日 9時
