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「Aちゃん、抱っこしてあげるから捕まって。」
「え、抱っこ？」
「うん、よいしょ。」
「うわあっ！」
「Aちゃん、軽すぎるよ。ちゃんと食べてる？」
「今はもう、ちゃんと食べてるよっ。」
150cmの小柄で華奢なAちゃんを抱き上げてリビングのソファーへ連れて行こうとした時、食欲をそそる香りが漂ってきた。
「めっちゃチーズの美味しそうな匂いすんね。」
「オーブンでグラタン焼いてたの。食べる？」
「食べたい。」
「じゃあキッチンに連れてって下さーい。」
「いいよー。」
ソファーに行こうとしてたけれど、回れ右してキッチンへ向かった。
「ふふっ、楽チンだー。宏くん、ありがとう。」
「どう致しましてっ。何か、手伝えることある？」
「ううん。宏くん、お風呂入ってきてもいいよ？」
「マジ？じゃあ入ってこよーっと。」
「はーい。ごゆっくりー。」
帰宅したら風呂が沸いてて、そのまますぐ入れるとか天国じゃん。
既に風呂入る前に疲れも取れちゃって癒されてるし、Aちゃんパワー恐るべしだな。
風呂から出てバスタオルで頭をガシガシ拭きながらリビングに入れば、ちょうど料理が運ばれているところだった。
「うおっ、美味そー。」
Aちゃんが作ってくれていたのは、エビとブロッコリーのグラタンに、スライスしたトマトと玉葱のサラダときのこのスープだった。
「いただきまーす。」
「召し上がれ。」
熱々のグラタンをふうふうしてから口に入れれば、プリプリのエビにクリーミーなホワイトソースがめちゃくちゃ美味い。
「おいひーいっ。」
「ふふっ、熱いのに入れすぎだよぉ！」
「らって、はやくはべはふてー。」
「あははっ、なに言ってるかわかんなーいっ。」
ああ、マジで最高に幸せすぎる。
飯は美味いし、目の前にはAちゃんがいてにこにこ笑っててくれるし。
Aちゃんと暮らせたら毎日こんな風に幸せ感じられるんだろうなぁと、つくづく思った。
「ところでAちゃん。明日は面接でしょ？うちにきて大丈夫なの？」
玄関を開けた時からずっと気になっていたことを、ようやく聞いた。
「面接だよ。私、緊張して凄くドキドキしてるの……。」
「そんな大事な日にわざわざ来てくれたの？」
「宏くんといると癒されるし、安心して眠れるの。だから宏くんに会いたくなっちゃって……。」
「そっかぁ。じゃあ今日もくっついて寝ようね。」
「うんっ。」
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にかみつば(プロフ) - ユルさん» 初めまして。この小説の続きへ、のことでしょうか？途中で話が浮かばなくなり連載が止まってしまうのが嫌で書き溜めています。その為この表示は消すことは出来ず非公開と表示されます。ご迷惑をお掛けしてしまいごめんなさい。毎回読んで下さりありがとうございます。 (2020年12月6日 23時) (
レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ユル(プロフ) - 毎回、この続きになってるのって直せないんですか？？ (2020年12月6日 22時) (レス) id: 61516ddbf3 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - このみ (2020年11月11日 8時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - azazさん» こちらこそありがとうございます☆ (2020年11月1日 23時) (レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
azaz(プロフ) - お返事ありがとうございます☆ (2020年11月1日 22時) (レス) id: 793aa0ec34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にかみつば
| 作成日時：2020年9月16日 9時
