episode 9 ページ10
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私と彼の出会いは、6年前だったかな。
当時私は成人したばかりの20歳。彼は就活中の23歳だった。
出会ったのは、居酒屋さん。
きっかけは、モデル界で溜まったストレスを発散するために参加した、ありふれた合コン。
そこで出会った彼は、大人っぽくて、世渡り上手で、話しやすくて、
大人になったばかりだった私には、とても魅力的に思えた。
魅力的で、刺激的。
こんな人と恋ができたらなって、その夜はずっと考えていた。
その後頻繁に連絡を取るようになって、告白されたのは半年後。
その頃には、私も明確な好意を持っていたから、すぐに受け入れた。
憧れで、恋い焦がれて、理想で、こんな人と恋ができて、本当に幸せ。私は世界で一番恵まれている。
そう、本気で思っていた。
だけど、違った。
きっかけは、1つのドラマだった。
たしか、22歳の時。モデルをやめようかな、なんて考え始めていた時だった。
そんな私のもとに舞い込んだのは、ドラマ出演の話。それも、いきなり主演女優。
たしかに、その時は『最近話題の美人モデル』なんて題でテレビ取材を受けることもちょくちょくあった。
彼に可愛い、嬉しい、って言われていたから、断らずに受けていた。
それが、いきなり主演女優。
さすがの私もびっくり!
喜んで引き受けた。後先考えずに。
いや、この時の私にはどうにもできなかった。自分に溺れようが他人に溺れようが、結局私には"断る"っていう選択肢がなかったのだから。
これが、私と彼の関係を変えた。
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アザレアを持ったねこ(プロフ) - 面白いですね!私もKnights好きです!箱推しじゃないんですけど…でもみんな好きです!良ければお友達に…|´-`)チラッ (2018年1月20日 4時) (レス) id: b01fa5b414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御苑 | 作成日時:2018年1月18日 20時